女のバイクライフ

女性たちのロード・バイク・ライフ

雨のち曇り、そして晴れ

最近、横浜から千葉へと引っ越した。そのとき、私はひとつの大きな決断をした。移動手段として持っていた車、オートバイ、ママチャリ、ロードバイクのうち、車とオートバイを手放したのだ。山坂の多い横浜の道に比べたら、平野にある干葉の坂なんて、単なる丘である。「自転車で十分。お金もかからんし!」というわけだ。引っ越し後、初めて娘(7歳)と買い物に出かけるとき、私はロードバイクを引っ張り出してきた。「お母さん、こんな自転車持ってたの?」「まあネ」とちょっと自慢げに言う。「でも、これ男の人が乗る自転車でしょ?」と不思議そうな娘。「ううん。女の人だって乗れるんだよ。

ロードの血

これに乗るとね、車と同じくらい速く走れるんだよ。そしてね、風になれるの」「風?」娘は目をまんまるくして私を見上げた。そう、風になれる乗り物、それがロードバイクだ。娘は母が若きころ、早大自転車部の初の女子部員として、その門を叩いたこと。インカレロード2位、全日本ロード入賞の戦績を持つ、モーレツに速いロードバイク女だったことを知らない。そして、私とロードバイクの出会いが、衝動買いだったことも知らないのである。娘がもう少し大きくなったら、自慢してみることにする。

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